弊社では、有り難いことに、個人のお客様からのお問合せも増えてきております。お問合せで多い案件の一つが、ロウ付け真鍮の加工をキーワードに、一品モノの家具類の修理です。その中の一つで、最近対応させて頂いたものを紹介いたします。

アンティーク壁掛けランプの、壁に取り付けるネジ部が折れてしまったのでロウ付けで接合出来ないか?という案件でした。

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写真右側のぽきっと折れてしまっている小さな部品がネジの部分です。これを接合し、複製します。しかし、携わった職人が、このネジ部品がつぶれてしまっていることに気づき、このまま銀ろう付けで接合してもネジとしての役割を果たすか疑問に思ったので、このネジ部品自体を弊社で新たに作り直しました。加工設備が一通り揃っていることで、このように小回りの利く対応が出来ることが弊社の強みの一つかなとも思います。

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楕円形につぶれてしまっていた元の部品

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弊社で作り直したネジ部(ロウ付け溶接をした後)

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上:弊社で製作したネジ部  下:元のネジ部

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銀ロウ付けでしっかりと溶接後、仕上げにミガキを入れて完了です。
因みに、修理出来ない場合は、一式丸々(中に入る電線コードや付属品含め)をヨーロッパから輸入しないといけなかったようで、ピンポイントの修理が出来て喜んでいただくことができました。身の回りのモノでまだまだ弊社がお力になれることがあると思います。

この記事を書いた人

佐藤 修哉
1986年生まれ
慶応義塾大学理工学部電子工学部を卒業後、大学院に進学
卒業後IT企業を経て、祖父が創業した佐藤製作所に入社