先日、本当に些細なことですが、「ああ、仕事とはこういうものなのかも知れない」と感じた出来事がありました。
ご新規のお客様へ納品に伺った時のことです。場所が埼玉の草加ということもあり、駅前は穏やかな雰囲気でした。

電車を降りて、広いロータリーの端にタクシー乗り場があり、そこでタクシーを拾いました。
その時、たまたま私が乗車したタクシー内で、心に残る出来事が2つ起きました。

①タクシーの中が驚く程綺麗だった。
②最初に丁寧に、正直に説明してくれた。

文章にすると、本当に他愛のない内容で、これだけで理解するのは自分でも難しいと感じます。
それでも、上記2つの出来事が、自分の心を動かしたのは紛れもない事実でした。

もう少し具体的に記載させて頂きます。

①タクシーの中が驚く程綺麗だった。

座席・シーツは勿論の事、私が驚いたのは地べたに敷かれているゴムシートまで汚れ曲がり等が一切無く、
さらにお客様からはほとんど見えない運転席・助手席までまるで新車のように美しかったことです。

ハンドルやその他の備品まで完璧に整理整頓・清掃されており、乗った瞬間は驚いてしまいました。
思わず60歳手前程の運転手の方に「新車ですか?」と訪ねましたが、3年程使用しているとのことでした。

3年が長いか短いかの判断は一旦置いておき、日々のメンテナンスを欠かさないことや、細部にこだわる姿勢が
このタクシーを作り上げているのだと強く感じ、脳裏に深く刻まれました。

 

②最初に丁寧に、正直に説明してくれた。

これは、私が降りる出口を間違えてしまったことが原因で起きたことでした。
要するに、真逆の出口に出てタクシーを拾った為、無駄な運賃がその分発生してしまうということです。

行先を告げた時に、その運転手の方が非常に丁寧にその事を説明して下さり、どれくらいの差額が出るかまで
教えて頂きました。逆の出口まで歩いていき、そこでタクシーを拾った方が良いですよと。

普通なら黙って発車してもおかしくない状況下で、あえて正直にデメリットな情報をとても丁寧に細かく説明してくれました。

私は美しく整備された内部を目の当たりにしたことも相まって、「このタクシーで目的地に行きたい」
と強く思い、そのまま運転をお願いしました。

 

上記2つの出来事は、タクシーだから起きたことだとは思いませんでした。
これは、あらゆる仕事に共通する、非常に大切なことだと思います。勿論、弊社の仕事においても。

何がどう素晴らしかったか、ということを細かく掘り下げる必要はないと思います。
1つだけ、相手の気持ち・心が動く(感動する)仕事をすることが大切で、素敵だということです。

その人の行った仕事を見れば、その人がどのような人なのかが一瞬で分かってしまうという、貴重な体験をしました。
それは、個人でも法人でも、同じだと思います。

個人としても、佐藤製作所としても、そのことを今一度見つめなおし、地に足をつけて日々精進したいと思います。

この記事を書いた人

佐藤 修哉
1986年生まれ
慶応義塾大学理工学部電子工学部を卒業後、大学院に進学
卒業後IT企業を経て、祖父が創業した佐藤製作所に入社