真空ロウ付け

真空中でロウ付けを行う溶接技術のこと。

具体的には、「真空炉」と呼ばれる大きなオーブンのような機械の中に母材とロウ材をセットし、炎を使わずに電気で加熱して行う。
電子レンジやオーブントースターのようなイメージと言えば分かりやすいだろうか。

真空ロウ付けで重要なところは「真空度」がどれだけ高いかということである。
真空度が低いと、母材が酸化してしまうのでうまくロウ付けが行えない。

またセットしたらもう出来上がるまでは待つしかないので、セットする際の押さえ方、最適な形状の選定、など
ロウ付けのノウハウが必要になる。

水素や窒素ガスで炉中を満たす雰囲気ガスロウ付けという手法もあり、母材の特性によって手法を選定する必要がある。