代表挨拶

代表挨拶

代表挨拶

 佐藤製作所は、今期で「創業63年」を迎える金属加工の会社です。金属加工には様々な種類がありますが、弊社は手作業による【銀ろう付け・はんだ付け】の接合技術を軸とした真鍮・銅・アルミなどの非鉄金属の加工を得意としております。

 弊社は、創業から今日まで、無線通信業界に向けた製品をメインに取り扱ってまいりました。例を出すと、テレビ放送やモバイル通信、防衛・防災無線通信などに関わる製品(バンドパスフィルター、導波管、給電管、その他マイクロ波関連品など)です。

 しかしここ数年では、新規お客様の増加に伴い、特定の業種・業界に囚われない幅広いジャンルの部品・製品加工を行うようになりました。弊社としても、今まで培ってきた技術力を活かし、他業種・他業界のお客様に喜んで頂けることを嬉しく思います。

 特に「銀ろう付け」「ロウ付け」についてのお問い合わせは多く、HPを通じてご相談を全国の方々から頂いております。その他には、「パイプの曲げ加工」や「アルミのロウ付け」「試作」「修理」「復元」などのお問い合わせも多いです。最近では真空炉を導入し、セラミックの接合技術開発にも力を入れております。セラミックのロウ付けは今後の重要テーマになっております。

 今、最も力を入れていることは、若手の採用・育成です。熟練職人の技術継承が業界において大きな課題となっておりますが、佐藤製作所は今後も継続して高品質の製品を社会に提供し続けるべく、一丸となって技術継承に取り組んでおります。

 新卒採用やインターンシップを初めてはや5年程たちますが、我々が驚いていることはロウ付けという技術に興味を持つ学生が非常に多くいることです。また、男性が行う作業というイメージを持っていたのですが、女性からの応募がここ数年非常に多い事も、嬉しい驚きとなっております。会社が出来る事は、興味を持ってくれた若者の希望や期待を裏切らない活動をしていくことです。

 特殊銀ロウ付け治具、特殊工具が作れる熟練工の方が、高年齢と後継者不在で廃業に追い込まれています。一日中機械や火口に向かい、手を動かして加工する割合には工賃が安いとされているこの業界は、一般的には若者からどうしても敬遠されがちです。また昨今では他社と技術面では変わりが無い為、機械の能力の争いとなり、機械メーカーの思惑に入っていくのが現状です。

 しかし我々は、これまで様々な高難度の銀ロウ付け加工によって蓄えた技術やノウハウを活かし、熟練の方でも苦手とされているアルミのロウ付け、薄板の銀ロウ付け、小径の銅ロウ付け、銅とアルミの複合ロウ付け、タングステンのロウ付け、大物のロウ付け、超精密ロウ付け、セラミックのロウ付け、などに特化し、他社との差別化をはかり、敢えて他社で敬遠されがちなご依頼に挑戦するよう一枚岩となっております。時には売価格以上の材料代、時間が掛かる時もありますが、ポジティブに、長い目で見る事にしています。

 最後に、弊社は技術力と同等に「人間力」を大切にしている会社です。製品や仕事には、必ず「心」が宿ります。お客様に対し付加価値の高い仕事をするために、「人間力」は必要不可欠と考えます。採用や教育においても、今後この部分をさらに重視して行います。