第1回 【小学生】モノづくり金属加工体験教室レポート – 2021年6月12日(土)14:30~16:30

当日の様子

今回は、全員が小学生の回でした!
定員4名満員御礼、みんなで真鍮という金属の文鎮を手作業でつくりました。

この「小学生向け」体験教室の最大ポイントは、【リアルを体験できる】ということでしょうか。(#よくわかんないですね)
参加してくださったお子様と親御様からのアンケートが最も正しい評価だと思いますので、ぜひそちらをご覧ください。このページのしたのほうにあります。

参加者は1年生の女の子、2年生の男の子、3年生の男の子、4年生の女の子。
お母さんとお父さんも最初から最後まで付き添いで、途中、工場中を見た通行人の方々がたくさん見学にきてくれました。
そして、見学をした方がその場で次回の申し込みをして下さることがとっても多かったです。ほんとうにありがたいです。
(佐藤製作所が商店街の中にある工場だから出来るアプローチです(笑)めちゃくちゃ工場のまえを人がとおります!)

次回7/17(土)10:00~12:00、14:30~16:30の申し込み受付中ですが、残席が少ないのでご興味を持って下さった方はぜひお早めにお申し込みおねがいいたします。(銀ロウ付け体験教室のページの申し込みフォームより)

初の試みで入念な準備と事前打ち合わせを重ねて無事開催、全員怪我なく楽しく終えることができました。
(スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。僕の我儘を聞いてくれて本当にありがとうございました。)

どんなことをやったのか?については、このページの下の方にある「プログラム内容」に記載しました。
簡単にいうと、佐藤製作所考案のオリジナル真鍮文鎮を、みんなで手作業でつくって持ち帰ってもらいました。

小学生対象回については、銀ロウ付け体験をするかどうか、社内でかなり議論を重ねました。
結論としては火器を扱う為、危険なので銀ロウ付け体験はプログラムから外すことにしました。
なので、以後の小学生対象回については「手作業モノづくり金属加工体験」という企画にしようと思います。
(申し込みは始まっていますので、銀ロウ付け体験教室のページの応募フォームからよろしくお願いいたします。)

また、小学生向け体験教室は今回が初めてだったので、当然新しい発見や改善点、良かった点、意外な発見、などなど沢山見つかりました。次回に早速反映させますので、次回ご予約頂いている方は「今回のプログラム内容とは異なる内容になる」、とご理解のほどよろしくお願いいたします。(恐らくかなり変更がかかると思います。当然、満足度は落とさずに。)

当日の様子として印象に残っていることは
・兎に角小学生は元気で動き回る
・女の子は男の子に比べて冷静で暴れない(笑)
・説明中はつまらなそう
・意外なものに興味をもつ
・失敗するとすごく悲しむ
・大人が答えられないような鋭い質問をする

などでしょうか。新鮮でとても興味深いことが沢山あったので、ここら辺についてはしっかりと三代目日記(ブログ)にまとめたいなと思っております。

当然楽しいだけで終わる訳はなく、常に緊張状態で対応するスタッフの疲労感はすごかったと思います。
この辺りは、次回以降改善していかないといけないポイントなので、自分が中心となって改善を進めていきたいと思っております。

「まだかえりたくないー」
「同じこともう一回やりたいー」

と帰り際に言っていました。(スタッフではなく、参加してくれた男の子たちが)

とっても嬉しかったのが、体験教室が終わった後の親御様からのフィードバックメールです。
すごく素敵な内容でしたので、下記にあるありのままの「お客様の声」を見て頂けると嬉しいです。

そ・し・て・・・

なんとなんと、参加してくれた最年少の女の子が、後日、会社に直筆のお手紙を届けてくれました(涙)
写真公開OKを頂いたので、載せさせて頂きます。これにはスタッフ一同心打たれました。僕も2児の父として本当に感動しました。


日々の仕事をしていて、本当にごく稀に(年に1~2回くらい?)ちょこっとだけ達成感を感じることがある位で(それ以外仕事はほぼ辛く大変なことだらけですよね。責任があれば尚更…)、てなことで、仕事で感動することなどまずないのですが(#感動できるような仕事を増やしたい)、今回のお手紙にはやられてしまいましたね。担当してくださったスタッフもこれにはやられてしまったようでした。

大変なプロジェクトではありますが、こういった反響を直接頂く事が出来る希少なプロジェクトでもあるなと再確認。
僕は前から、仕事に対するリアルな反応・反響は、モチベーションに繋がると信じていますので、そういった意味でも素敵なプロジェクトだと感じています。(ただ、本当に大変な仕事なことも理解しているので、スタッフのケアも同時進行で検討していかないといけないと強く思っています。)以下、参加してくれた小学校のみんながいっしょうけんめい、アンケートをかいてくれました。

どんなことでも、最も簡単ですぐできる選択は「辞める」ということなので、少しでも可能性を感じるプロジェクトについては、代表である僕だけは絶対に簡単に「辞める」という選択を取らないように信念をもってしつこく、継続していく所存でございます。しかし社内においてはかなり負担がかかっているなと感じていることも事実なので、どのような経過を辿って行くのかも含め、皆様長い目で優しく見守っていてくださると助かります。

by三代目(最近疲れ気味・・・)

プログラム内容

14:20 佐藤製作所2F事務所に集合 準備

学芸大学駅改札を出て左に曲がり、西口商店街を真っすぐ進み、5分ほど歩くと右手に佐藤製作所の看板がかかった5階建てのビルが見えます。ビルの前に受け入れスタッフが立っておりますのでご案内致します。

入口で検温と手の消毒、お支払いをして頂き、その後待合室で着替えなどの準備をして待機となります。
お手洗いもここでお済ませください。名札を配布するので胸につけておいてください。

14:30 体験教室スタート ①スタッフの紹介、参加者の自己紹介、事前レクチャー

事務所のテーブルに着席したまま、まずは佐藤製作所のスタッフ自己紹介を行います。当日の担当者もここで発表いたします。(○○さんの担当は、佐口。など)

次に参加者のお子様と親御様から簡単に自己紹介をしていただきます。

その後、ホワイトボード、動画、配布資料などを使って作業する前に簡単な事前レクチャーを行います。体験を行う流れの動画もご視聴頂き、作業中の心配がない状態で現場に向かいます。

14:45 ②工場で金属の材料を切るところを見学

文鎮となる真鍮とよばれる金属の棒を、機械を使って切るところを見学します。危険なので機械作業はしません。

15:00 ③銀ロウ付け見学+文鎮の取っ手をつける穴あけ

2チームに分かれて下記の体験をします
・溶接の見学(火をつかって普段の溶接する仕事を見学)
・文鎮に手作業で穴あけをする

片方のチームが終わったら交代します。

15:50 ③文鎮を手作業でみがく

穴あけをした文鎮に取っ手をつけて、その後手作業でみがいて綺麗にします。

16:10 ④事務所に戻って、質疑応答、プレゼント配布、アンケート書き

アンケートに今日の感想をかいてもらいながら、皆さんからの質問にこたえます。
みんな自分のつくった文鎮でアンケートをおさえて書いていました。

プレゼント内容は秘密ですが、佐藤製作所で作った何かをプレゼントします。
事務所でもみがき作業をちょこっとやりました。

16:30 着替えて終了

自分でつくった文鎮を袋に入れてお渡しします。

ギャラリー

体験者の声

Kお母さん(小2小3小4)

感想としては期待以上であった。


・コロナ前は色々なところに連れていくようにしていたが、ここ1年以上できていない中、知的で楽しい体験であった。


・キッザニアやカンドウ―のような、遊びの職業体験とは違って(それはそれでレジャーとしてはよいとは思うが)「本物」を体験する機会となったのがよかった。


・文鎮 というセレクトが、小学生には「小学校で使える」として嬉しそうであった。

学校購入の書道バッグのは、いまどきのはプラスチックなので、すごさが違う。


子供達は体験後、

   小4長女 週末のことを書く宿題に、「さとうせいさくじょにて・・」とこの時の出来事をわたしは特に声がけしていないが書いていた(社名を聞かれた)

   小3長男 翌日、学校に持っていって、先生や友達に、きのうね・・と自慢したようだった。(すごく誇らしいのが伝わってきた)

   小2次男 まだ学校で書道をしない学年なので、自宅で行うプリントの勉強の際におさえるのに、役立っていた。

また違う加工の体験を出来たらぜひ参加をさせて頂きたい。

この体験教室の魅力


・工場見学は、子供のみで行ったことがあるのは、カップラーメンや近場の工場で母は見ていないのですが、母的な感覚ですと、他のイベントや工場見学はお客さん感が強く、子供はお客さんとして、対応される感じである。

    
だが、佐藤製作所様の場合は、「会社の実際の現場であること」「親しみやすく、かつお客さんという感じではなく、1人の個人として話しかけてくださっている感じ」が社員の方と心理的距離が近い感じで、子供達がその日の1出来事という感じではなくて、ロールモデルを見るようなお兄さん・お姉さんになった時の自分、仕事をするようになった時の自分を重ね合わせてみることができるような感じがとてもよい。

子目線としては、「つくる」が楽しい。

    児童館の工作室や、学校ではやらせてもらえない、つくる、ができる。

    ふだん見られない「会社」のじっさいをみられるのがしんせん。

Nお母さん(小1)

佐藤製作所の皆様

 

 本日は素晴らしい時間をありがとうございました。

 

娘は帰宅するとすぐに作った文鎮を見せてくれました。「これを磨きたいから布を持ってきて!」と自慢げでした。

いただいたコマをテーブルの上で回し、「ずっと回っていてすごい。もっと長く回っていて欲しいから息しないでね(息がかかると止まると思っています)」とも。物を作ることが大好きな娘にとても楽しい作業だったようです。皆さんがプログラムを懸命に考えてくださり、温かく迎えてくださったおかげです。

佐藤製作所さんの体験教室の魅力
一日講座に行く方はよく耳にします。カルチャーセンター的講座と違って、佐藤製作所は本物であること、それが1番の強みです。機械も人も本当に世の中の役に立っている人たち。そのお話を聞けて、ものに触れられる、最高だと思います。

 

毎日そちらの前を通っておりますが、こんなに素敵な世界が広がっていると知り、嬉しかったです。金属の加工という知らない世界だということはもちろん、若い女性スタッフの方も目をキラキラさせて説明してくださったり、自分が持っているであろうマイクの頭も見つけたり笑、会社の皆さんが生き生きとされている様子が印象深かったです。心と頭と体を使う「物作り」という地道で大切な営み。これからも自信を持って続けてくださいね。家族で応援させていただきます。

 

また行きたい、と娘が申しております。ぜひよろしくお願いいたします。

毎日、ドアの隙間からちらっと覗かせていただきますね。

皆様に感謝です。ありがとうございます。

過去の体験教室レポート(三代目日記は下記関連記事に)

この記事を書いた人

佐藤 修哉

1986年生まれ
学芸大学で生まれ育ち、鷹番小学校から中学受験で慶応普通部に
慶応義塾大学理工学部電子工学部を卒業後、大学院に進学
卒業後IT企業を経て2014年に祖父が創業した佐藤製作所に入社
若手社員とのコミュニケーションと2人の息子の世話に励む

東京商工会議所 事業承継対策委員
東京都労働産業局女性従業員のキャリアアップコンサルタント
https://www.josei-jinzai.metro.tokyo.lg.jp/program-introduction/instructor-introduction/shuuya-sato/