新しいことをはじめること

先週から佐藤製作所の新しいチャレンジをはじめています。
・・・というかいつものことながら私の思い付きと独断で超速で動いてしまいました。笑

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、「Sato Factory」という自社ブランドを立ち上げ
創業64年目にして初めて、製品を一般販売しています。

私の性格から(私を知っている人は分かると思うのですが、、)自分の事を話したり伝えることが苦手なので(社長としてはまずい!!)
告知などするのは気が乗らないけれども、いずればれてしまうのでこっそりと報告させてもらいました。

ご興味がある方がもしいらっしゃったら覗いてみてください。
全て1週間ほどでゼロから立ち上げたので、正直まだまだのレベルだと思っていますが、、

https://www.satofactory.com/

日々、高速で改善して検証してを繰り返しているので、来月見たら別物になっている可能性もあります笑

それと、一応ここまでの反響についても少し。(もう既に私だけでは抱えきれないプロジェクトになったので会社全体で動いていますので)
非常に有難いことに、多くのご依頼を頂いております、本当にありがとうございます、ご不備などないか正直恐怖心でいっぱいですが。。

半面、久しぶりにブーストがかかったというか、エンジンに火がつくような感覚を覚えてもいます。

少し、仕事に対してマンネリを感じていたのかもしれませんが、やはり経済の波と同じで、定期的に新しいことを始めるということは、
人間にとっていいことなのではないかなと、具体的な理由はでてきませんがぼんやりと感じています。

因みに、仕事に対してマンネリを感じていた理由ははっきりしていまして、簡潔に言えば
「私以外の仲間(社員ですね)が若手含め皆優秀で仕事がすごく出来る(やれてしまう)」からです。

これは間違いないです。手前味噌で、という自慢に捉えられてしまうと困るのですが、
本当に、私がやっていた仕事が全て出来てしまっている(・・・もしかしたら私がたいした仕事をしていなかったのか?)
というゆるぎない事実に基づいています。

なので、今までやっていた仕事のほとんどを受け渡し(しかも1年目の社員に)、私は人事や社内環境の整備などをし、
その間に各自が自主性を持って恐ろしいスピードで成長し、今に至るという状況です。

これは私の育成哲学となっていますので(これは重要なのでまた書きます)、来年入社される方(まだ選考中です、多数のご応募本当にありがとうございます。。。)
求人応募を検討している方などは、よく考えていただいたほうがよいかと思います笑。(先輩に話を聞くのが一番良いです。)

話を戻しますが、既に本当に多くのご依頼を頂いていて、嬉しい悲鳴をあげている状況でございます。
特にご購入のお客様から頂いた言葉で嬉しかったのが、「HPを見てどんな会社か確認し、安心したから購入しました」という内容です。

ちなみにどうやら、私が立ち上げ時に相談していた方やこっそり話をしていた仲間などは、ゼロから初めてそんな簡単に売れるわけないだろうと、
1個売れれば上出来だろうと、思っていたようなのですが、見事にスーパー裏切ってみせました。
(もちろん私はそう思っていませんでした、そう思っていたら、そういう結果になっていたと思います笑。)

私が思っていたことはただ一つで(今まで佐藤製作所でゼロからはじめたこと全てに対していえることですが)
とにかく超速で「まず結果を生まなければいけないこと」。

ゼロではだめで、0.1でもいいから何かが生まれた時に、動きが生じたときに、
周りを巻き込んでさらに大きな動きを生むことが出来るからです。(今まで全てそうでしたので)

結果が出ないと、周りをまきこんで動かすことは難しい。強引にトップダウンで命令すれば動かざるを得ないのでしょうが、
それは「操り人形」状態です。私が経営で最も大事にしていることが「自主性」(インターンシップでも研修でもこればかり言っていますね)
なので、本人の気持ちが入っておらず、命令で動く事は私の理念に反していますし、結果が出ないことが分かっているのでお願いしません。

まずは、結果を生む。0.1でいいから動かす。そこでやっとヘルプをお願い出来る。
これも私が大事にしていることなので言いますが、命令ではなくヘルプ、助けを求めることが大切です。

動きがあって、お客様がいて、自分だけではどうにもできないから、助けてほしい。
これが私のこれまでの社内改革で行ってきたノウハウです。(正直生み出すのはいつも0.1だけで、そこからは仲間が100にしてくれます笑)

とにかく、動きがあることが超重要で、これはインターンシップも、新卒採用も、新規顧客獲得も、社内環境改善も、その他色々・・・
全てにおいて、結果が出るか否かで、その後の動きは180度異なります。特に、動きが無い会社ではこれが重要です。(弊社は今は割と身軽になってきました)

今回も、運よく(運も大事です)その動きを生み出したので、早速超大勢を巻き込んで(とにかく私はヘルプが多い人間です、ご存知の通り)
超速で改良改善が進んでおります。今は社内の全員がこれに携わっています(私もまだブースト中)

沢山の仲間や友人に助けてもらっている中で(本当みんなには感謝してもしきれません、いつもありがとうございます><)
特にピックアップしたいのが「4月入社で、いまだ自宅待機が続いている新人の女性社員」です。

そこにまでヘルプを頼むか?という突っ込みを多数いただきましたが、彼女はその突っ込みを見事に覆してくれる成果物を生み出してくれました。
高専デザイン学科卒ということは知っていたので、今回のプロジェクトの全体像を説明し、不足しているピースを埋めて欲しいと助けを求めました。

「商品説明用のパンフレット」

製品に必須です。私自身にはデザイン力もないし、ソフトも使いこなせないし、今の佐藤製作所にも適任者がいない状況で、白羽の矢が立ちました。(勿論独断)
やりとりの詳細を説明するのは難しいので、画像で添付しました。これが20年入社の佐藤製作所新入社員の成果物です。

モノを見たときは正直、想像のはるか上をいく素晴らしいイラストだったので、無茶苦茶驚きましたし結構興奮しました。(これからもっとお願いできるぞと笑)
デザインやイラストには好みがありますが、私はこの優しく、ふんわりして、ほっこりするイラストが刺さりましたね!最高だと思います。

新人研修中に既に会社の新規プロジェクト(私の中で重要度MAX)の中核となる重要な成果物を生み出し、さらにデザイン案も沢山出してくれています。
これこそ手前味噌ですが、本当に毎年毎年素晴らしい仲間が入社してくれてそれが一番嬉しいと感じます。

共通するポイントは、リモートでも新人でも構わず無茶ぶりする私に応えてくれる、という器の大きさかなと思います。(みんな優しいです本当に)
ひとまず、このプロジェクトは始まったばかりで、これで一儲けとか、これっきり、という目的では全くないので
今後さらに育てていく予定でいます。展開を楽しみにしていてほしいと思います。(その時はまた若手主導になっている可能性大ですが笑)

宜しくお願い致します。

 

この記事を書いた人

佐藤 修哉

1986年生まれ
学芸大学で生まれ育ち、鷹番小学校から中学受験で慶応普通部に
慶応義塾大学理工学部電子工学部を卒業後、大学院に進学
卒業後IT企業を経て2014年に祖父が創業した佐藤製作所に入社
若手社員とのコミュニケーションと2人の息子の世話に励む

東京商工会議所 事業承継対策委員
東京都労働産業局女性従業員のキャリアアップコンサルタント
https://www.josei-jinzai.metro.tokyo.lg.jp/program-introduction/instructor-introduction/shuuya-sato/