展示会に出展したことで得たもの

 

6/20(水)~6/22(金)までの期間、佐藤製作所は創業61期目にして初めて展示会に出展させて頂きました。
来場者が約9万人弱、出展社数が約2500社、場所が東京ビッグサイトという、非常に規模の大きな展示会です。

といっても、単独でブースを出したわけでは無く、いつもお世話になっている同業の先輩方にお力添え頂き、
Makers Linkというチームで合同出展させて頂きました。

まずは、出展するに至ってMakers Linkを引っ張って下さった先輩方には本当に感謝しております。ありがとうございました。
そして、何をどうしたら良いのか分からなかった私に事前準備で色々とご教授頂いた先輩社長にも本当に感謝しております。

当然、費用のかかる出展のGOをかけてくださった社長、出展品を製作し、展示会中に接客サポートしてくれた弊社スタッフ
私が不在の間、会社で私の業務をサポートしてくれたスタッフにも心から感謝しております。

私が不在の間も、業務が滞ることなく、大きな問題もなく、会社が動いていたことはとても嬉しく思いました。
いない間にも、きちんと整理整頓が出来ていたことが1番嬉しかったです。(ここ数年、特に私が力を入れている5S活動)

会社としても初の試みで、その効果や行う意味など、社内では多少疑問を抱いているメンバーもいたかもしれませんが、
私個人としては、出展させて頂いて本当に良かったなと思っております。

体験しないと分からない事も多く、失敗したなと思う事も多々ありましたがそれも含め、結果大成功だったと思っております。

「展示品の見せ方、アピール方法」
「他社の様子が分かる」
「来場者からの情報収集」
「仲間や知り合いが増える」
「新しいお客様が出来る」

・・・など、ビジネス面において有意義な経験や情報を得られることは間違いありません。
しかし、今回の展示会で私が1番出て良かったなと、素直に喜べたことは下記の1点です。

「仕事をする意義を感じることが出来た。」

口下手なので、うまく表現することが出来ませんが、ビジネスの損得を全く抜きにして、いち人間として、
仕事をしていて心から嬉しいなと感じることが出来た事がありました。

以前よくお付き合いさせて頂いていて、とても面倒を見て下さった(と思っています。)ある会社の元調達部の方がいまして、
突然部署異動されてから1年程疎遠になってしまっておりました。

その方が突然ブース前に現れて、笑顔で「会いに来たよ」「来る予定無かったけど連絡を頂いたから」「がんばってるね」と仰ってくれた時に、仕事とかビジネスの気持ちが完全にどこかへ消え、シンプルに本当に嬉しい感情で一杯になりました。

本当にうまく表現できないので残念ですが、会いに来てくださる、応援してくださる、励ましてくださる、見ていてくださる、
というようなたわいない事が、どれだけのパワーに、エネルギーになるのか、という事を体験することが出来ました。

自分の中では、大きな受注が入ったり、何かで注目されたり、とかそういうことでは絶対得られないモノを感じることが出来ました。

勿論、その方以外にも、私が事前に展示会の連絡をさせて頂き実際にブースに来て下さった方々からも同様に励ましや応援のお言葉を頂き、
結果としてこれだけの方々に私はお世話になり、佐藤製作所がお世話になっているんだなと感じることが出来ました。

メールや電話ではなく、直接お会いしてお話しないと100%は伝わらないことも間違いありません。
笑顔でお話をし、最後に握手をして、「ああ、この仕事をしていて本当に良かったな、頑張ろう」と思えます。

特に私は立場上、会社の先頭に立つので、このように直接のやり取りを行い、気持ちを受け取る機会が多いかもしれませんが、
将来的には「修哉君頑張っているね」から「佐藤製作所頑張っているね」と、会社にいる全員に対して思って頂けるような会社にしていこうと思っています。

その為に、佐藤製作所が心がけ、私が非常に大切な事だと思っている、
「正直に言う」「ごまかさない」「迷惑をかけない」「真摯に対応する」
というような、技術やコストでは無い大切な事を守り浸透させていきます。

この記事を書いた人

佐藤 修哉

1986年生まれ
学芸大学で生まれ育ち、鷹番小学校から中学受験で慶応普通部に
慶応義塾大学理工学部電子工学部を卒業後、大学院に進学
卒業後IT企業を経て2014年に祖父が創業した佐藤製作所に入社
若手社員とのコミュニケーションと2人の息子の世話に励む

東京商工会議所 事業承継対策委員
東京都労働産業局女性従業員のキャリアアップコンサルタント
https://www.josei-jinzai.metro.tokyo.lg.jp/program-introduction/instructor-introduction/shuuya-sato/