2度の展示会出展を経て

9/19,20日と立川パレスホテルで行われた「新技術創出交流会」という展示会に出展しておりました。
先日の機械要素展@ビッグサイトの共同出展に続き、会社としては2回目の展示会出展でした。

前回と違い「単独ブース」での出展でしたので、佐藤製作所としては史上初の単独出展になりました。
新技術創出交流会は、出展希望企業が自社のPRシートを事前に提出し、それを見た企業(主に大手メーカーなど)からの面談指名が入らないと出展することが出来ない公的機関主催の展示会でした。

面談希望を出して頂いた〇〇社様にはとても感謝しております。
短時間の打ち合わせでしたが、今後、何かお力になれればと思っております。
因みに、マッチングした内容は、弊社が展示でもPRしていた「極小部品の接合」です。

前回出展したという経験もあり、規模も機械要素展より小さいので、今回はひとまず全てを私一人でやってみることにしました。
、、、が結論としては、一人で全てをやるのは以後不可能だと学ぶことが出来ました。。汗

色々な写真の撮影
冊子用のPRシートの作成展示用のチラシやポスター準備(A4を貼り合わせた簡易的なものですが、、)
展示製品案出し(勿論製作は弊社の技術者です。点数は前回より圧倒的に増えました)
説明資料の作成
ラミネート
当日の搬入(車を置きに行く係りと、荷卸し運搬係が必須。点数も前回の数倍)
設営(小道具等を100均で揃えるが必ず不足する)
面談、接客(昼食やトイレの時間が取れない、、)
片づけ、搬出(周りの会社は複数人で行うから非常に撤収が早い)

、、、と、細かく言えばさらに増えるのですが、一人はかなり大変でした。
しかし全てを一人でやったので、非常に良い経験にもなり良かったです。

また、単独ブースでの出展をしたことで下記のような事を感じました。

①自由に出来る分、見せ方を工夫したりストロングポイントを明確にしないと効果が無い
②製品点数が多く出せるので、技術のアピールがし易い
③自分(自社)で全てやらなければならない分、責任も大きいがやりがいも増え楽しい(反響があれば)

因みに、合同で出展する場合も、合同出展社方との横付き合いが生まれるので別の楽しさがあります!

2回の出展を通して、会社の重要な仕事の一つとして、出展をする意味、意義というのをしっかりと考えました。

一つは「販路拡大」。しかしそれに囚われすぎるのも良くないなと自分で感じていたのも事実で、
それ以外にも「ニーズの収集」「他業種・業界の情報収集」「人とのつながり」
といった非常に大切な意味があるなと再確認することができました。

特に、今上記で述べた「人とのつながり」の部分が私にとっては大きな意味を持つなと思っております。
そう感じたのは、今回の展示会に、昨年弊社に1か月インターンで一緒に過ごした子が手伝いに来てくれたからです。

学校が立川から近いということもあったのですが、研究室が終わってから顔を出しにきてくれ、
私の接客中のブース管理や初日の片づけなどを手伝い、さらにこうしたらもっと良くなるといった展示の改善案も出してくれました。

早速初日が終わってから近くの100均に行って、小道具を揃え2日目に反映させ、ブースの見栄えも初日より良くなりました。

私はインターンシップの学生達とは終了後もたまに食事をしたりしますが、仕事を通じて損得無しに色々な人と知り合い、
その後も継続的に関係を続けていける事が非常に嬉しいことだと思っています。

中小企業の良いところは、そういった狭いが密な関係を築くチャンスが多いこともあるのではないかと最近思います。
しかし、どうしても、有難い事ですが知り合う人の数は日に日に増えていきます。立場的な事も関係しているでしょう。

その中でも、今まで関係を持った方々、お世話になった方々との深い付き合いというのは忘れずに継続していきたいなと
最近改めて、強く思っております。

この記事を書いた人

佐藤 修哉

1986年生まれ
学芸大学で生まれ育ち、鷹番小学校から中学受験で慶応普通部に
慶応義塾大学理工学部電子工学部を卒業後、大学院に進学
卒業後IT企業を経て2014年に祖父が創業した佐藤製作所に入社
若手社員とのコミュニケーションと2人の息子の世話に励む

東京商工会議所 事業承継対策委員
東京都労働産業局女性従業員のキャリアアップコンサルタント
https://www.josei-jinzai.metro.tokyo.lg.jp/program-introduction/instructor-introduction/shuuya-sato/