佐藤製作所はC店を目指す

※写真は日記テーマと関係ない、お気に入りのコーヒーショップです。
ここの店主は、毎日好きな音楽をかけて、小説を読みながら、好きなコーヒーを売っていて、いつもニコニコ。
傷心の時や辛いことがあったときに行って、癒されます。いつも穏やかな人はいいですねぇ~

こういう人こそが、本当に幸せなんだろうなぁと思ったりもします。
(今の自分の仕事が辛いということではなく、幸せアピールが凄いSNSの方々よりも幸せなんじゃないだろうかとふと思うということ)

 

さて、本題です。

学芸大学にはクリーニング屋さんが駅周辺にだけでも10件程あります。
その中で、お客様に選ばれるお店は何が違うのか、実体験を基に考察してみたところ、
「窓口の人の対応」だと答えを出しました。(そんな誰でも分かるような当たり前の事かい!)

でもこれは、当たり前すぎて見落としがちな激しく重要なことだと考えていて、クリーニング屋に限らず、あらゆる業種に共通することかなと思ってます。
勿論、個人のお客様との関わりの少ない弊社のような小さなモノづくり工場だとしても。

クリーニング屋の件で、実際に3件回って感じたことを率直に書きますと、

A店 個人経営のような小さな店。入店した時には窓口に人がおらず、暫く待っても音沙汰なし。
奥を見ると若い男性が作業していて結局全く気付かず無反応だった為そのまま店を出ました笑
お店の中も薄暗くてモノが散らかっていてレジ回りも散漫としていた。

B店 超有名な大手。入店して、臭いが取れないという困った状況を説明したところ「うちでも無理だよ」
と気だるそうに中年の男性から言われてしまったので、「わかりました」といってすぐ退店笑
お店の中は薄暗くて、入店した際に感じる空気が活気のないものだった。

C店 有名ではないチェーン店。とっても明るい店内で、入店してすぐに笑顔で女性が「いらっしゃいませ」。
(その時点で今までと明らかに違うのでそれだけでここに依頼したいという気持ちになった笑)
状況を説明したら「がんばってみます、取れなかったら申し訳ありません」。
はい、もう僕はお願いするき満々。
会員登録中に僕が少し肩が凝っているので肩を回したら、「運動不足ですか?」とニッコリ。
「そうなんですよー」
お会計中に、会員登録の名前と、僕の作業服に書いてあった佐藤製作所の文字をみて、
「後継ぎの方ですか?」「この近くで工場をやられているのですか?」
「そうなんですよ、金属加工をしています」
「これから大変だと思いますが頑張ってくださいね」

・・・あっ、もうこれからクリーニングは全部ここでお願いしよっと。

値段は少し高めだったのですが、まっっったく気になりませんでした。

 

もうお気づきでしょうが、僕がお店を選んだ際の判断基準は、「技術」や「値段」ではなくて

 

「人」

 

しかも立派な理念を持っている社長や偉い人、とかではなくて、現場で対応してくれているスタッフ。

 

C店の対応に、ビジネス、仕事、の本質が全て詰まっているではないか!と強烈に感じました。
(対応してくれた女性スタッフを仲間に迎え入れたいとも思いました。)

その理由を細かく書くのも何か嫌な感じがするのであえて書きませんが、
残る会社と消える会社の違いが凝縮されている気がします。

これからは技術ではなく「人」で差別化をする。

誤解されないように念のため書きますが、「技術」をないがしろにしているのではなくて
「圧倒的な技術がある」ということが「当たり前の前提」になっている、ということです。

売れる技術がある、というのはビジネスという土俵に上る為の必要最低条件なんです。
だからあえてそんなことを前面に出す必要はないんです。それが無い時点で、会社は勝てないのだから。

その必要最低条件を整えた幾多の企業が登壇している土俵の中で、一握りのお客様に選ばれる企業になる為に、
「人」による差別化が必要だ、というのが僕の考えです。


写真:社内打合せの一コマ(内容と関係ありませんすいません)

佐藤製作所の全社員スタッフ一同、そして、これから一緒に働きたいと思ってくれている方がもしいらしたら、
C店のような対応を、1人の例外もなく、「全員が」、当たり前に出来る、
ということをこれからの最低限の在籍ラインにする、と、ここに断言したいと思います。

ポイントは、営業、現場、事務、もちろん経営陣、関係なく、「全員」です。
発信した私も人一倍、意識して努力します。

今まではモノづくりがしたい、ロウ付けを習得したい、という気持ちを第一に大切にしていましたが
技術や知識や能力は、「その次」。

なぜなら、技術や知識は後からいくらでも習得することが出来るから。
重要なのは、その人が本質的に持っているモノ。

すなわち、人間性や性格、ということになります。
相手を思いやれる人か、責任感があるか、自分勝手ではないか、感情をむき出しにしないか、など。

私が仲間を選ぶ絶対的な基準が一つあるとすれば、上記です。
いくら能力があっても、一緒に働くのは難しい。

私が経営していく佐藤製作所においては、口先だけでなく、行動で示せる
「お客様(と一緒に働く仲間)に寄り添う姿勢」
を持っているスタッフのみで固めていきます。

その土台が無いスタッフは、申し訳ないけども私が一緒に仕事をしていくことが出来ません。
なぜなら、目指す方向が異なるから。想いが異なるから。

腕一本あればそんなもの関係ない、技術を極めることのみが俺のやりたいことだ、
という思考であれば、どこかで私の考えと合わなくなり、分かれ道を行くことになりそうです。

因みにですが、お客様に対してのみではなく、会社内の仲間に対しても同様の考えが出来ないといけません。
ここはかなりキツく、厳しく断言していますが、なぜならそれ程重要なことだと僕が考えているからです。

気持ちよく働ける環境が無ければ、気持ちよい接客は出来ません。
さらにいえば、プライベートの充実にまで、会社が出来る範囲で協力していきたい。

今までの佐藤製作所と少しだけ、ウエイトの掛け方が変わるのですが、おそらく根本は変わっていない、と信じます。
今までは「技術があれば、大丈夫」。これからは「一緒に課題を解決しましょう」という思考。

少し補足すると、「技術があれば黙っていても、対応が多少悪くても仕事は来るんだ!」から
どこに依頼してもそれなりの技術があり、飽和している時代になったので
「弊社に依頼してくださり有難うございます、精一杯頑張ります」という「人の魅力」「心の勝負」にシフトするということです。

だから、再三にわたりこのブログでも私が伝えてきているように、今後の経営においては「人」が重要なのです。
どれだけお客様に喜んでもらえる、楽しんでもらえる、気持ちの良い対応が出来る、「人」がいるか。

その為に「人」の採用や教育、さらには働きやすい環境の整備、にどれだけ会社が投資できるか、が勝負かなと思います。
少なくとも、私は今(というかずっと)そこを信じて、会社の経営を行っています。

肝となるところは、「人はすぐには育たない」、ということだと思っています。
だから時間をかける。求人をかけてすぐに採用した人が、その会社の文化に馴染むことは難しい。

 

・・・ということで無茶苦茶まとめが下手ですが、「人」の発信に力を入れていくこれからの佐藤製作所もどうぞよろしくお願いいたします。
(言ってることとやってることが全然違うぞ!対応良くないぞ!ということがあればすみませんが私までご連絡お願い致します。。。)

私は何もしていませんが、日々頑張っている若手の応援は、ぜひよろしくお願いいたします!


おまけ:カタンというボードゲームをやったり

この記事を書いた人

佐藤 修哉

1986年生まれ
学芸大学で生まれ育ち、鷹番小学校から中学受験で慶応普通部に
慶応義塾大学理工学部電子工学部を卒業後、大学院に進学
卒業後IT企業を経て2014年に祖父が創業した佐藤製作所に入社
若手社員とのコミュニケーションと2人の息子の世話に励む

東京商工会議所 事業承継対策委員
東京都労働産業局女性従業員のキャリアアップコンサルタント
https://www.josei-jinzai.metro.tokyo.lg.jp/program-introduction/instructor-introduction/shuuya-sato/