インターンシップ2021#美大生4めい

自分でデザインした品を実際につくっている学生たちと先生2名(左がわ)

コロナの影響もあり業績が良くない中、それでも出費やコストが増える施策を打ち出しまくってているダメ経営者である私です。(#とっても良く言えば投資)

普通は流れが悪い時は冬眠戦法をとる、というのが良い戦い方だと思っています。(使う体力=「お金」を最大限減らして冬がすぎるのを待つ。)

今あえて冬眠戦法をとらない理由は当然ありまして(#本来は冬眠していたい)

超簡潔に言えば、技術継承と事業多角化。


さらにいえば

「収益性を確保しながらこれからも会社をずっと続けていくため」

という、当たり前でなんの新鮮さもない目的のためです。


さらにさらにいえば

「働く人が安心して平和に過ごせるため」

というところにたどり着くでしょうか。


結局どこの会社の社長も最終目的はほぼ同じだと思うんですが(#知らんけど)、それを実現するためにどうするか、という戦い方がみんな違う、ということだと思います(#ほんと知らんけど)。


だから、社長が変われば戦い方も変わるのが一般的でしょう(あくまで一般的には、です。)


佐藤製作所に近しい方々であれば体感していると思うのですが、佐藤製作所はこの影響が非常に強いと思います。あまりにも僕が今までと違うことをやりすぎているから。(大切なところはもちろん残しつつ)


一例

・インターンシップ

・新卒採用

・コスト意識改革

・事業の選択と集中

・多能工化

・5S強化

・就業規則改定

・人事制度改定

・営業強化

などなど、最近だと月報とか


今までと違うことをやらなければならないストレスは半端ないと思うので、これまでどうにか納得して(本心ではしていない可能性も高いが)、無理矢理実行し、ついてきてくださった先人の方々には感謝しております。

それを実行した全責任は僕一人にのしかかるので、当然その覚悟ありきで全部やっています。
前のブログにも書きましたが、前に進むために必要なのは


「結果を出すこと」


これ以外ないです。口でいくら言っても、ほんっとうに全く意味ないです。

「言うは易く行うは難し」。これは実体験から学びました。

(今まで俺一人で全部結果出してきたんだぞすげーだろ、ということでは全くなく、そもそも失敗しまくってます。運よく何個かギリギリ成功?したのがちょっと生き残っているということです。しかも成功したのはその都度サポートしてくれた仲間のおかげ。)

結果が出たプロジェクトは「協力者」が少しずつ集まってくれます。結果の数が増えてくると、結果が出ていなくても「まあやってみるか」と協力してくれる人が増えます。(何をもって成功とするかは、人や会社によりますからあしからず。)

・・・ここまでが前置き(#最近前置きが長い)

んで、僕が立ち上げた生き残っているプロジェクトの一つ、インターンシップが今年も無事開催されました(#コロナ対策万全で)


2015年に始めて(#入社2年目)もうはや7年目。さすがに社内に定着していて、「もうその時期か」なんて感じの雰囲気になっています。

立ち上げ時にはフル参加していた僕ですが、いまや傍観者。集客だけは僕がやっていますが(#唯一のしごと)主に若手社員が全てやってくれています(#成長に涙)

僕が気を付けていることは、「ルーティン化しないよう見守る」こと。

流れ作業、惰性でやる、みたいにならないように目を光らせています。

今回はそんなこともあって「美大生」に絞って募集をかけました。(#高専と違うタイプ)

なので、スケジュールや内容もほぼ刷新。また常務面倒なことをやりやがってという心の声が聞こえてきます。

せっかく美大生に絞って募集をかけるなら、やる気があって優秀な学生にきてほしい、佐藤製作所にとっても、得るものがあってほしい(#腹黒い)、そんな思いでした。

いつものように、集客については運があるので4名の応募を頂き(#店員MAX)、募集をかけた武蔵野美術大学、多摩美術大学、女子美術大学の3校からバランスよく集まりました。(#本当にありがとう)女子2男子2というバランスもよき。


ロウ付けレクチャー
ロウ付け講義

余談ですが、今回はじめて美大生が集まってくれたことで、これまた小さな結果が生まれ、次から美大生に対してアプローチするときに社内でも協力者が生まれることでしょう。(今回も最初は懐疑的だという意見が割とでましたが、そこは今まで通り、押し通しました。)

僕は前から、佐藤製作所と美大生の親和性はとっても高いと考えていましたので、よしこれでまた次に進めるぞと内心ワクワクしています(#美大生に対しても無茶ぶり準備!)アイデアストックは沢山ありますので(#担当者はビクビク)

今回のインターンシップについては、弊社の最強広報(#オフィシャルではないが)ササキが担当してくれている月刊銀ろうたより(#毎月発行)で素敵にまとめてくれているのでそちらを御覧頂ければとおもいます⇩
ササキからインターン生への突撃インタビューもありました。(#月報のデザイン相談なども)

インタビューのようす

いままでのインターンシップとの違いは、ざっくりいうと、「つくるものを学生に考えてもらった」ということです。

高専の学生たちは「技術」に興味が強く、美大生の学生たちは「ものづくり」に興味が強いと勝手に思い込んでいます(#違ったらごめん)。んで、デザインやクリエイトに強い美大生に対しては、アプローチの仕方を変えよう、と決めました。

結果としてはこれが非常に良くて、学生からも満足してもらえました(#レポートにそう書いてくれていたからそのはず、忖度されていなければ。)担当した若手メンバーも笑顔で終えることができました。(#作り笑いではないはず)

インターンシップの成功とは何か?おそらく「採用」だと思います。僕も最初はそれを目的に始めました。でも今は違っています。(#正確にいえば、成功要因が沢山ふえた)

いまの僕にとっての成功は、「担当者が楽しんでくれているかどうか」ということなんです。

それに付随して、会社の雰囲気や空気が明るくなったか、コミュニケーションが増えたか、担当者が成長したか、ということも要素になってきます。(#実は陰で泣いてたらごめん)

今年4月1日から入社する2名は、ともにインターンシップ経験者です(#未経験でも応募おまちしています)。

今、佐藤製作所には、インターンシップを経験した学生が、インターンシップの面倒をみて、そのインターンシップを経験した学生が入社希望を出してくれる、というサイクルが少しうまれています。

なので新人2名が、来年度以降のインターンシップの担当になってくことはほぼ確定事項でしょう(#常務がスタンバイをはじめました)

僕は、2015年にそうなったらいいなと思いながら始めましたが、上記をみて分かるように、それを実現してくれているのは僕じゃなくて協力してくれている社員です。(#製造業において、製造と直接関わりの薄いインターンシップや人事仕事はなかなか評価されにくい仕事だが、僕は死ぬほど評価している。営業や広報についても死ぬほど評価している。それを形にしていく。)

インターンシップの期間中は、全体で20名弱が会社にいて、平均年齢が32歳くらいになって、すごい活気が生まれます。4月からは、インターンシップ生抜きでもいよいよ若いメンバーが半数を超えます。(#ほんと、、感慨深い涙)

僕が入社した2015年は当時28歳の僕がぶっちぎり最年少で、平均年齢50オーバーだったので、そのままだったらと考えると恐怖で眠れません(#多分会社たたむしかない)

若い人が増えたことはうれしい半面、責任も発生するので、仕事に対してはより真剣に、知恵を振り絞って挑戦していかないといけません(#みんな助けてください)

ブログでも何度も繰り返し言っていますが、僕は仕事をしている時間を、少しでも楽しい時間にしたい、少なくとも嫌な人や不快な人と時間を共有したくない、と強く思っています。(#人によって楽しいの定義も千差万別)(#不平不満ばかりいって周りにマイナスの影響与える人すごい苦手)

会社で過ごす時間=自分の人生にとって非常に貴重な時間、と考えているので、この時間をつらい環境下で過ごすというのは、人生を自ら辛いものにしているのと一緒だと考えています。(#我慢して自分の貴重な時間を安売りしないほうがいい)

ただ毎日定時まで時間がすぎるのをまって、1年の大部分の時間を切り売りする、というのは本当にもったいないことだと思います。だから、僕は、佐藤製作所に本当に入りたいと思っている人だけを仲間に入れたい。(#そう思われる会社になるのが先や!)

その結果として、佐藤製作所を良く知っている人を仲間に迎え入れている(#インターン経験者ね)。ミスマッチが少ないから。(#絶対ではないですよ、インターンシップ未経験で最高の仲間も沢山います)

いくら儲かっても、嫌な人やむかつく人と一緒に社内で時間を共有していかなければいけない環境であれば、続かないし、そこにいたくない。体を壊しても続かない。仕事は大変でつらいけど、一緒に仕事をしていく仲間とは仲良く楽しくやっていきたい。

きれいごとかもしれませんが、それを実現させるために今までやってきているのが事実で、仲間も増えてきました。(#ほんと毎日感謝しかしてません。)

そして楽しいだけではダメで、会社だから、収益性を上げる必要がある(楽しいねー、でも儲かってないから給料ないわー、は許されない。)だから仕事に対しては妥協せず、厳しい姿勢が必要。短い時間でいかに稼ぐか、口うるさく言っています(#小言おやじになってきた)

そして「自分で考えて動け」と。

佐藤製作所の社員に唯一命令することがあるとしたら、これですね。

なぜなら、僕は答えをしらないから(#無茶ぶり丸投げ)

みんな大変だと思います(#スマンネ)

まとめると、楽しさ(不快にならなさ)と、収益性のバランスが大切。プライベートの時間もちゃんと必要。すべては、自分の人生を楽しく過ごす為に。それがバランスよくなるような会社にみんなでしていきましょう。穏やかに。仲間なんだから。

佐藤製作所の若いメンバーは、もう聞き飽きたよと思うことですが、あえて何度もしつこく書かせてもらいました。

これからもみんな頑張って無茶ぶりについてきてください(#たまにはアメちゃんを)

インターンシップの学生については個別で色々伝えているのであえて書きませんが、本当にきてくれてありがとう!
これからもよろしくたのみますたすけてください!

この記事を書いた人

佐藤 修哉

1986年生まれ
学芸大学で生まれ育ち、鷹番小学校から中学受験で慶応普通部に
慶応義塾大学理工学部電子工学部を卒業後、大学院に進学
卒業後IT企業を経て2014年に祖父が創業した佐藤製作所に入社
若手社員とのコミュニケーションと2人の息子の世話に励む

東京商工会議所 事業承継対策委員
東京都労働産業局女性従業員のキャリアアップコンサルタント
https://www.josei-jinzai.metro.tokyo.lg.jp/program-introduction/instructor-introduction/shuuya-sato/