悲しいコトけっこうたくさんありますよね(前編)

銀ロウたより9月

最近、佐藤製作所は手作りにこだわり抜いた月報をはじめました。
すごく時間をかけて、皆で考えて、何度も改善を加えて、時に全部作り直したりして、毎月お届けしていく予定です。

基本的に月報はWEBで載せたり、メールで不特定多数に送るような事を一切考えていません。
ちゃんと知り合った方のみに、直接郵送することにこだわっております。

有難いことに嬉しい反響をすごく頂いていて、本当に感謝感謝感謝(泣)です。作るモチベーションになります。
あ、作ってくれているのは今年入社の佐々木彩佳さん(21)です。素晴らしい!(無茶ぶりしました笑)

ただ、知り合いなのに貰っていないよ!どうなってんの!という方がもしいらっしゃったら申し訳ないのですがご一報お願いします。
取引などしていなくても全く関係ないので、どこかでお知り合いになられた方でご迷惑でなければ送付させて頂きます。

一応、届いていない方に対してこんな感じですよという紹介を込めて創刊号だけ載せることにしました。
現在10月号は発送済みで、11月号の製作に取り組んでいる状況です!(こんな事知りたい!というご要望あれば是非お願いします)

1000を超える数を手作業で郵送しているのですが、月報を始めて一つ感じたことがあります。

「割と退職されている方が多い」

郵便が返ってくる。つまり、もう恐らく会ったり連絡を取ったりすることが出来ない人が多い、ということです。
つい先日までとても可愛がって頂いていた方などもいて、これは結構悲しい気持ちになりました。

どんなに良いお付き合いをさせて頂いていても、何らかの理由で会社を辞めてしまわれると
その瞬間から恐らくもう二度と会うことが無い、と考えると、やっぱり好きな人には沢山会いに行った方がいいなと思いました。
(会いに来てないぞ、俺の事嫌いなのか!というご連絡もお待ちしています 〇平さんとか)

結局この拙い日記で今までも書いていますが、僕は、仕事をしている時間も、自分の人生の中の大切で貴重な時間だと思っていて
その人生の時間を少しでも素敵な時間にするためには、好きな人と沢山時間を共有することが重要だと思っています。

だから、時間を多く共にする会社の仲間選びには、メチャクチャ気持ちと時間と頭を使いますし、一緒に仕事をするある意味仲間である
お客様や協力会社様とも、お金のやり取りだけでなく人間としての関わりを持てる相手かどうか、を超x100重要に考えています。
(基本若手に指示出さずポイッと仕事丸投げして見ているだけの私ですが、これは若い社員にすっごく言ってることのひとつ)

そしてそれが「自分一人が気持ちよくなるエゴになっていないか」ということも同時にメチャクチャ考えます。
ここは、自分長年の課題で、とってもとっても難しいけど重要な事なので、後で詳しく書こうと思います。(後編に)

んで持論としてまとめると、好きな人と仕事が出来れば、気持ちが良くなり、モチベーションやパフォーマンスに影響し、
困難な場面で仲間の為に助け合える底力も生まれると思っています。

もちろん、現時点でそれが100点である訳ではないし、まだまだ全然途中です(40点くらい?)。というかゴールは無さそう。。。
でも一個だけ自慢させて下さい、今いる全ての社員スタッフは皆良い仲間だと思っています。(5年かかりましたが)

それと、新卒採用を初めて5年になりますが男女5人誰一人辞める事無く、皆頑張ってギスギスせず仕事しています。(自慢2個になりました、、)
この要因は、恐らく「入社前と入社後で印象がほぼ変わらない」ことだと分析しています。(どうでしょう?>若い社員)

採用に当たってはこの「入社前と入社後のギャップを無くす」という点について、メチャクチャ力を入れています。
だから僕は絶対に自分の会社の自慢やいい所アピールをしません、マジでしません。(あっていますよね?>若い社員)

・・・話を戻して、なぜまださらに採用を続けるのか?それは、会社の経営を考えた時に「現状維持は衰退」というように、事業を永続させる為には
安定して継続して良い仲間を入れ「続ける」ことが大切だと考えているからです。それに、まだまだ会社は力不足で、新しい仲間の力が必要ですし。

人によって人生を素敵に過ごす為に必要な要素は異なると思いますが、僕は「人」。だから、会社の経営を行う僕が「人」を重要だと思っているので
必然的に「人」を重要な要素だと思う人が必要になります。というか、そうでないと経営者である僕と考えが合わないので、いずれ喧嘩してしまうから。

なのでそういう気持ちに共感してくれる若い方を求めているのですが、本当に有難いことに年々なぜか、とても応募が増えていまして、、、
今年に至っては選考が追い付かないレベルでご希望を頂いており、、正直に言って選考するのが辛いです。心苦しいです。


会社見学の希望者もとても増えており、女性スタッフに助けを求めるの図(なぜか女性が多い・・)

本心は、皆素直で良い子で、全員を仲間に入れて一緒に仕事をしていきたいと思っているんです。
それが出来ないのは、受け入れられない会社の力不足が原因で、結局僕の経営力不足ということになります。本当にすみません。

正直言って、これまでの数年前までは地固めをしていたこともあり余り大々的に採用活動をしていなかったのですが、
ここ数年少しずつ開示範囲を広げていっている結果、会社の規模感に対して予想の数十倍の応募が集まっているので、次年度以降は改めることも考えています。

なぜなら、受け入れ可能な人数に対して応募が多すぎる事で、お断りする数が爆増してしまうから。これ本当に辛く苦しいことだと痛感しています。

あと一つ、僕の採用方針で徹底していることがあって、それは
「有料求人サイトを一切使わない」ことです。

なぜなら「絶対に埋もれる(勝てない)から」「そこに投資する金額を技術に投資したいから」の2つが理由。

有名な会社や有名な商品を持っている魅力的な会社がゴロゴロいる中でPRしても勝てないことが残念ながら分かっているからです
(佐藤製作所が弱い会社とは全く思っていません、むしろ強くありたい。しかし、ネームバリューでは勝てない、ということ)
あとは佐藤製作所は技術を売る会社だから、技術の研究開発に一番投資するべきだと思っているから。

だから、そういった媒体を一切つかわず、コツコツと、お金を1円も使わず(ケチ笑)求人活動をしています。
月報でも書かせて頂く予定ですが、これについて相談などあれば分かる範囲で協力しますのでお気軽にご相談ください。

・・・と、ここまでが実は今回の本題「悲しいコト」の前置きになります。
なのですごく悲しいと思ったコトはここから書きます。が前置きが長くなりすぎたので本題は次の記事「後編」に書きます・・・つづく

この記事を書いた人

佐藤 修哉

1986年生まれ
学芸大学で生まれ育ち、鷹番小学校から中学受験で慶応普通部に
慶応義塾大学理工学部電子工学部を卒業後、大学院に進学
卒業後IT企業を経て2014年に祖父が創業した佐藤製作所に入社
若手社員とのコミュニケーションと2人の息子の世話に励む

東京商工会議所 事業承継対策委員
東京都労働産業局女性従業員のキャリアアップコンサルタント
https://www.josei-jinzai.metro.tokyo.lg.jp/program-introduction/instructor-introduction/shuuya-sato/