2016年を振り返って

ここ3年程、弊社は日々社内改善活動に取り組んでおりますが、2016年は、私の入社以降、最も社内で変化があった年だと思います。

さらに言えば、60年という弊社の長い歴史の中で見ても、1番と言えるかもしれません。
それ程、今まで社内で当たり前にやってきたことに対して大きな見直しをしてきました。

その理由は、このブログでも何度か記載させて頂いている通り、『会社を存続させるため』であり、
さらに、皆が気持ち良く働けるより良い会社にするため、という2つの目的のためです。

簡単に言えばこの2つのためだけに、しかしこの2つを絶対に確実に達成するために、
あらゆることに対して見直し、改善をしてきました(勿論まだ途中です)

細かく一つ一つを拾っていくと、冗談抜きでそれこそ本が一冊かける程、日々様々なことが起きました。
最初の予定通りうまく行くことなんて、正直1つも無かったように思います。

会社にいる全ての人間が、悩み、苦悩し、衝突し、耐えた2016年だったと思います。
しかし、結果としては、ほとんど全ての事が、良い方向に向かい出してきていることを実感しております。

これは私個人的な感想でもありますが、社長含め、会社の皆がそれを感じていると思います。
色々なことがあった中、会社に残って、改善活動に協力してくださっている皆様には本当に感謝しております。そのためにも、必ず良い会社にしなければならないと強く思っております。

なぜここまで急いで、様々な箇所に対して、手を打たなければいけなかったかと言えば
それだけ会社が危機的な状況だった、ということです。

その部分にいち早く気づき、危機感を持ち、具体的なアクションを起こしていったのは私ですが
それこそが私が会社に入った理由であり、いまの私が会社に貢献できることだと思っております。

今まで会社を支えてきた経験豊富なベテラン職人や社長達に対して、経験の浅い私の方が強い部分があるとすれば、会社を広い視点から俯瞰してみることが出来る、ということだと思っており、結果として少しでも貢献できていればとても嬉しく思います。

この先、来年以降の展望ですが、やはり最も重要な『教育』を1番のテーマにしたいと思います。
技術の伝承、教育、について、会社一丸となり考えていくことを目標とし、新年を迎えたいと思います。

ここまでの3年で、ようやく会社の地盤が安定するところまで持ち直すことが出来ました。
ここからの3年で、さらなる地盤安定を目指すと共に、飛躍ということも考えていきたいと思います。

今までは正直、新しいことにトライし飛躍するためのベースが出来ていなかったのですが、
そこが出来つつある今、2017年以降は、会社として新しい挑戦もしていこうと思っております。

最後に、今年は本当に様々な人にご協力頂き、助けて頂き、私としては感謝の気持ちしかありません。
本当に、ありがとうございました。

社長含め弊社の皆様は勿論、ご協力頂いている会社様、お世話になっているお客様、アドバイスをくださる先輩方・友人、会社顧問の先生方、学校の先生方、その他にも本当に沢山の方々がサポートしてくださいました。
自分一人で出来たことは、何もなかったと思います。

来年度以降も、様々な形で皆様と一緒に、楽しく、気持ち良く仕事が出来るよう頑張りますので、宜しくお願いいたします。

この記事を書いた人

佐藤 修哉

1986年生まれ
学芸大学で生まれ育ち、鷹番小学校から中学受験で慶応普通部に
慶応義塾大学理工学部電子工学部を卒業後、大学院に進学
卒業後IT企業を経て2014年に祖父が創業した佐藤製作所に入社
若手社員とのコミュニケーションと2人の息子の世話に励む

東京商工会議所 事業承継対策委員
東京都労働産業局女性従業員のキャリアアップコンサルタント
https://www.josei-jinzai.metro.tokyo.lg.jp/program-introduction/instructor-introduction/shuuya-sato/